
今回お話を伺った方
鈴木 謙太郎(すずき けんたろう)
代表・トレーナー|Mind_Body
恵比寿で21年続くパーソナルトレーニングスタジオMind_Bodyの代表。トレーナー歴約30年。現場に立ち続けながら、運動が苦手な人でも無理なく続けられるセッションを大切にしている。
恵比寿で21年続くパーソナルトレーニングスタジオ、Mind_Body。
代表の鈴木謙太郎さんは、トレーナー歴約30年。まだ日本で『パーソナルトレーナー』という仕事が今ほど一般的ではなかった時代から、トレーニング指導の現場に立ち続けてきた。
今回お話を伺って強く感じたのは、Mind_Bodyは単に『身体を鍛える場所』ではないということだった。
お客様の身体の状態を見る。
その日の疲れや気分を感じ取る。
無理なく続けられるメニューを考える。
ときには会話をしながら、心まで少し軽くして帰ってもらう。
Mind_Bodyで行われているのは、トレーナーが一方的に教える『指導』ではなく、お客様と一緒につくっていく『セッション』なのだと思う。
そしてその積み重ねが、21年という時間につながっている。
まだ『パーソナルトレーナー』が一般的ではなかった時代から
鈴木さんがトレーニング指導の道を志したのは、約30年前。
当時は今のように、パーソナルトレーニングジムが街にたくさんある時代ではなかった。
スポーツクラブで働きながら、専門学校で学んだ知識をお客様に伝えようとすると、現場では『1人のお客様に長くつきすぎている』と言われることもあったという。
お客様には喜ばれている。
けれど、当時のスポーツクラブの仕組みの中では、1人ひとりに深く向き合う指導はなかなか求められなかった。
そんな中で鈴木さんは、海外には『パーソナルトレーナー』という仕事があることを知る。
さらに、トレーニングコーチとしてチームスポーツに関わる先生との出会いもあった。
自身もレスリングで怪我が多く、怪我を改善するためのトレーニングや、パフォーマンスを高めるためのトレーニングに強い関心があった。
1人ひとりの身体と向き合うこと。
その人に合った方法で、身体を変えていくこと。
鈴木さんの原点には、最初から『目の前の人に深く向き合いたい』という思いがあった。
鈴木さんが『現場』を離れない理由
鈴木さんは、トレーナー育成や講師活動にも関わっている。
ただし、本人が一番大切にしているのは、今も変わらず現場だ。
講師として知識を伝えるだけではなく、実際にお客様と向き合い続けること。
お客様が何に不安を感じているのか。
どんな説明なら伝わるのか。
今日はどこまで頑張れるのか。
逆に、今日は無理をさせない方がいいのか。
そうした感覚は、現場に立ち続けているからこそ磨かれる。
鈴木さんは、トレーナーを目指す人に対しても、自分が現場で本当に勧められるものだけを伝えたいと話す。
つまりMind_Bodyの指導は、教科書だけでつくられたものではない。
長年、お客様と向き合い続けてきた時間の中で、少しずつ積み重なってきたものだ。
『レッスン』ではなく『セッション』という考え方

一方が命令して、もう一方が従うのではない。
Mind_Bodyでは、社内で『レッスン』ではなく『セッション』という言葉を大切にしている。
鈴木さんは、セッションという言葉に、楽器の演奏のようなイメージを重ねている。
一方が命令して、もう一方が従うのではない。
お互いの音を聞きながら、合わせていく。
お客様が分からなければ、トレーナーが合わせる。
ただし、身体を変えていくためには、お客様にも一緒に取り組んでもらう必要がある。
その間を、丁寧に探っていく。
パーソナルトレーニングというと、厳しく追い込まれる場所をイメージする人もいるかもしれない。
反対に、お客様の希望をすべて受け入れるだけでは、トレーニングとしての意味が薄くなることもある。
Mind_Bodyが目指しているのは、そのどちらでもない。
寄り添いながら、必要なことはきちんと伝える。
無理に背伸びさせるのではなく、その人が上がれる階段を用意する。
それは、新しく通う人にとっては安心できる考え方だ。
そして、すでに通っている会員さんにとっては、これまで自分が受けてきた時間の意味を改めて感じられる考え方でもある。
毎回のメニュー。
声かけ。
少しした雑談。
その日の体調に合わせた調整。
それらはすべて、鈴木さんたちが『その人と一緒にセッションをつくる』ために大切にしてきたものだった。
白いキャンバスに、その日の身体に合うメニューを描いていく

白いキャンバスに絵を描いていくようなもの
Mind_Bodyの特徴の1つが、フリースペースを大切にした空間づくりだ。
大きなマシンをぎっしり並べるのではなく、あえて余白を残す。
その理由を、鈴木さんは『白いキャンバスに絵を描いていくようなもの』と表現する。
お客様の目的は一人ひとり違う。
同じ人でも、その日の体調や気分は毎回違う。
今日は筋トレをしっかり行う日かもしれない。
疲れが強い日は、ストレッチを多めにした方がいいかもしれない。
夏場で体力が落ちている時期なら、負荷のかけ方を変えた方がいいかもしれない。
だからこそ、決まったマシンだけに頼るのではなく、その場で最適なメニューを組み立てられる余白が必要になる。
筋トレ、ストレッチ、ピラティス、コアトレーニング。
さまざまな選択肢の中から、その人に合うものを選ぶ。
会員さんにとっては、何気なく受けていた毎回のメニューも、実はその日の自分に合わせて描かれていたものだったのかもしれない。
Mind_Bodyのセッションは、用意されたメニューをそのまま当てはめるのではなく、その日の身体に合わせてつくっていくものだ。
流行りは取り入れる。でも本質は見失わない
Mind_Bodyでは、基本となる筋トレやストレッチを大切にしながら、新しい要素も柔軟に取り入れている。
たとえば、近年人気が高まっているマシンピラティス。
Mind_Bodyでもリフォーマーを導入し、セッションの中に組み込めるようにしている。
ただし、マシンピラティスだけを切り出して提供するのではない。
60分のうち、前半30分はピラティスで身体を整え、後半30分は筋トレを行う。
あるいは、その日の状態に合わせて、ストレッチやトレーニングの配分を変える。
流行っているから取り入れるのではなく、お客様にとって必要な形に変えて取り入れる。
鈴木さんは、『流行りは押さえて、本質は見失わない』ことを大切にしている。
新しいものを学び続ける。
でも、Mind_Bodyらしい形に落とし込む。
会員さんが飽きずに、無理なく、長く通い続けられるように。
その裏側には、鈴木さんたちの学び続ける姿勢がある。
売り込まない。急かさない。だから長く続けられる

このやり方でいいんだ
Mind_Bodyでは、都度払いを基本にしている。
チケット制もあるが、早く消化させるための仕組みではなく、お客様が無理なく使い切れることを大切にしている。
高額なコースを一気に売るのではなく、必要なペースで通えること。
しばらく間が空いても、また戻ってこられること。
この気軽さが、長期継続につながっている。
鈴木さんのもとには、創業当初から20年近く通い続けているお客様もいるという。
50代で通い始めた方が70代になり、今も自分の時間を楽しんでいる。
そんな姿を見て、鈴木さんは『このやり方でいいんだ』と実感してきた。
運動が得意な人だけが続けられる場所ではない。
むしろ、運動が苦手な人でも、プレッシャーなく通える場所。
高額な契約を迫られることもなく、通えない時期があっても、また戻ってこられる場所。
それは、新規のお客様にとって安心材料になる。
そして既存会員さんにとっては、自分たちが無理なく続けられるように、ずっと考えられてきた仕組みだったのだと感じられる部分でもある。
物を売るより、家でも身体を動かせるようになってほしい
Mind_Bodyでは、物販を積極的には行っていない。
必要なものがあれば、無理に販売するのではなく、購入しやすい商品を紹介することもあるという。
それは、売上をつくるためではない。
お客様が自宅でも身体を動かせるようになること。
ジムにいる時間だけでなく、日常の中でもフィットネスの意識が少しずつ高まること。
鈴木さんたちが見ているのは、その場の売上ではなく、お客様の生活そのものだ。
週に1回、30分でもいい。
その時間をきっかけに、家でも少し身体を動かせるようになる。
そうやって運動が生活に入っていく。
Mind_Bodyの優しさは、売り込まないことだけではない。
お客様が自分の暮らしの中で、無理なく健康を続けられるように考えているところにある。
サードプレイスとしてのMind_Body

ここに来ると、なんだか整う
Mind_Bodyが大切にしている言葉の1つに、『サードプレイス』がある。
家でも職場でもない、第三の居場所。
鈴木さんは、フィットネスの場にもそうした役割があると考えている。
ただ身体を鍛えるだけの場所ではない。
毎週来て、身体を動かして、会話をして、少し整って帰る。
お客様にとって、そんな場所になれたらいい。
そのために必要なのは、専門知識だけではない。
鈴木さんはスタッフにも、仕事以外の経験や情報を大切にするよう伝えているという。
旅行に行く。
外で食事をする。
新しい場所を知る。
お客様との会話の中で、ただ聞くだけではなく、自然なキャッチボールができる人でいる。
パーソナルトレーニングは、人と人との時間でもある。
だからこそ、トレーナー自身もアップデートし続ける必要がある。
何気ない会話も、安心できる空気感も、通いやすさの一部。
会員さんが『ここに来ると、なんだか整う』と感じるとしたら、それは偶然ではない。
Mind_Bodyが、身体だけでなく、その人の時間そのものを大切にしてきたからだ。
鈴木さんは、本当の意味でプロフェッショナルだった
鈴木さんのお話を聞いていて、何度も感じたことがある。
それは、鈴木さんが『本当の意味でプロフェッショナルな人』だということだ。
ただ知識がある人ではない。
ただ経験が長い人でもない。
お客様を無理に説得しない。
必要以上に売り込まない。
その日の身体の状態を見て、必要なメニューを選ぶ。
運動が苦手な人にも、ちゃんと上がれる階段を用意する。
そして何より、今も現場に立ち続けている。
プロフェッショナルという言葉には、どこか厳しくて近寄りがたい印象があるかもしれない。
でも鈴木さんのプロフェッショナルさは、もっと静かで、やさしい。
お客様が安心して続けられるように。
気づいたら身体が整い、自信が生まれるように。
その人の生活が少しずつ良くなっていくように。
そこまで考えて、毎回のセッションをつくっている。
Mind_Bodyが21年続いてきた理由は、きっとそこにある。
運動が苦手な人ほど、気楽に来てほしい

運動が苦手な人ほど、気楽に来てほしい
パーソナルトレーニングに興味はあっても、最初の一歩が重い人は多い。
運動が苦手。
体力に自信がない。
厳しく追い込まれそうで不安。
何から始めればいいか分からない。
鈴木さんは、そんな人にこそ来てほしいと話す。
Mind_Bodyでは、いきなり高いハードルを求めるのではなく、その人が越えられるステップを用意する。
階段を一段ずつ上がるように、身体を動かす楽しさを感じてもらう。
トレーニングでありながら、終わった後に『気持ちよかった』『またやりたい』と思える時間を目指している。
鈴木さんは、自分たちをトレーナーでありながら、お客様に合うメニューを出す『シェフ』のような存在だとも表現する。
その日の身体に合わせて、最適なメニューを出す。
無理に頑張らせるのではなく、心地よく整えていく。
続けていくうちに、身体が変わる。
身体が変わると、自信が生まれる。
その自信は、仕事やプライベートにもつながっていく。
Mind_Bodyは、ただ鍛えるためだけの場所ではない。
自分の身体と向き合い、自分の生活を少しずつ良くしていくための場所だ。
すでに通っている方へ

私は、こんなふうに大事にされていたんだ
この記事を読んでいるMind_Bodyの会員さんにとっては、普段受けているセッションの見え方が、少し変わるかもしれない。
普段のセッションの中で、きっと感じ取っている方も多いのではないだろうか。
鈴木さんのお話を聞いていると、Mind_Bodyで行われている一つひとつのことには、会員さんの健康を本気で願う思いがあることが改めて分かる。
その日の体調に合わせてメニューを変えること。
無理に契約を急かさないこと。
家でも続けられる方法を伝えること。
雑談も含めて、心地よく過ごせる時間をつくること。
長く通えるように、システムも空気感も整えていること。
それらはすべて、会員さん一人ひとりに、少しでも長く元気でいてほしいという思いにつながっている。
でもその当たり前は、Mind_Bodyが21年かけて大切に積み重ねてきたものだ。
いつものセッション。
いつもの会話。
いつもの帰り道の心地よさ。
その一つひとつに、ちゃんと意味がある。
鈴木さんは、ただトレーニングを教えているのではない。
会員さんがこれからも自分らしく動けるように、日々の生活を楽しめるように、そして年齢を重ねても健やかに過ごせるように。
その人の未来まで見ながら、毎回のセッションをつくっている。
この記事を読んだ会員さんが、『私は、こんなふうに大事にされていたんだ』と感じられるなら、Mind_Bodyという場所の価値は、さらに深く伝わるはずだ。
ジムピタ編集部より
Mind_Bodyの魅力は、派手なビフォーアフターや、短期集中の分かりやすさとは少し違うところにある。
長く続けられること。
その日の身体に合わせてもらえること。
売り込まれず、気楽に戻ってこられること。
そして、鈴木さんをはじめとしたトレーナーが、ただ教えるのではなく、一緒にセッションをつくってくれること。
運動が得意な人だけではなく、むしろ運動が苦手な人。
自分の身体を整えたいけれど、何から始めればいいか分からない人。
厳しく追い込まれるよりも、安心して長く続けられる場所を探している人。
そんな人にとって、Mind_Bodyはとても相性の良いパーソナルトレーニングスタジオだと感じた。
そして、すでに通っている会員さんにとっても、この記事が『自分が通っている場所は、こんなにも自分のことを考えてくれていたんだ』と感じられるきっかけになれば嬉しい。
恵比寿で21年続いてきた理由は、技術や実績だけではない。
お客様と一緒に身体を整えていく『セッション』の積み重ねが、Mind_Bodyという場所をつくってきたのだと思う。
この記事を読んで、少し気になった方へ
Mind_Bodyは、短期的に追い込むだけのパーソナルジムではありません。
運動が苦手な方でも、体力に自信がない方でも、その日の身体に合わせて、無理なく始められるセッションを大切にしています。
恵比寿でパーソナルジムを探していて、『長く通える場所を選びたい』『トレーナーの考え方まで知ってから決めたい』と感じている方は、まずは公式サイトで詳しい情報を確認してみてください。
ジムピタ編集部のまとめ
Mind_Bodyは、次のような方が相談しやすいパーソナルトレーニングスタジオです。
- 恵比寿で、長く通えるパーソナルジムを探している
- 運動が苦手で、いきなり厳しいトレーニングをするのは不安
- 短期集中よりも、これから先の健康を大切にしたい
- 筋トレだけでなく、ストレッチやピラティスも取り入れたい
- 都度払いで、自分のペースに合わせて通いたい
- トレーナーの考え方や人柄を知ってから選びたい
Mind_Bodyで大切にしていること
セッションという考え方
一方的に教える『指導』ではなく、お客様とトレーナーが一緒につくる時間を大切にしています。
その日の身体に合わせるメニュー
筋トレ、ストレッチ、ピラティス、コアトレーニングなどを組み合わせ、その日の体調や目的に合わせて内容を変えていきます。
長く続けやすい通い方
都度払いを基本に、無理なく通い続けられる仕組みを大切にしています。
売り込まない距離感
物販や高額契約を前提にするのではなく、お客様が自分の生活の中で健康を続けられることを重視しています。
サードプレイスとしての安心感
身体を鍛えるだけでなく、来ることで少し整い、また日常に戻っていける場所を目指しています。
Mind_Bodyの空間・表情



店舗情報
| 店舗名 | Mind_Body 恵比寿店 |
|---|---|
| エリア | 恵比寿 |
| 所在地 | 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-8-2 ウエストパレスビル306 |
| 最寄り駅・アクセス | 東京メトロ日比谷線 恵比寿駅2番出口 徒歩1分/JR恵比寿駅 徒歩2分 |
| 営業時間 | 平日8:00〜22:00/土日祝8:00〜19:00 |
| 定休日 | 公式サイトを確認 |
| 料金 | 4,600円〜(30分・5回チケット)/都度払いあり |
| 支払い方法 | 都度払い・チケット制 |
| 対応内容 | 筋力トレーニング/ストレッチ/ピラティス/コアトレーニング/加圧/姿勢改善 |
| 公式サイト | https://mind-body.jp/ |
| 地図 | Googleマップで見る |
よくある質問
Mind_Bodyは運動初心者でも通えますか?
はい。Mind_Bodyは、運動が得意な方だけに向けたスタジオではありません。運動が苦手な方や、何から始めればいいか分からない方にも合わせて、無理のないセッションを行っています。
都度払いで通えますか?
はい。Mind_Bodyは都度払いを基本にしています。自分のペースで通いやすく、高額なコース契約に不安がある方にも検討しやすいスタジオです。
筋トレだけでなく、ストレッチやピラティスもできますか?
はい。筋トレだけでなく、ストレッチ、ピラティス、コアトレーニングなどを組み合わせながら、その日の身体の状態に合わせたセッションを行っています。
厳しく追い込まれるのが不安でも大丈夫ですか?
Mind_Bodyでは、一方的に追い込む指導ではなく、お客様と一緒につくる『セッション』を大切にしています。その日の体調や目的に合わせて、無理なく続けられる内容を提案しています。
Mind_Bodyはどんな人におすすめですか?
恵比寿でパーソナルジムを探していて、短期集中だけでなく、長く健康を続けたい方におすすめです。特に、運動が苦手な方、自分のペースで通いたい方、トレーナーの人柄や考え方を大切にして選びたい方に合いやすいスタジオです。
